みなさま、ご機嫌いかがですか?ほぼニート生活と変わらないヤーマンです。
でも、言語学習頑張ってるんですよ?
で、少し前からの私の状況。
Tauri(TypeScript + Rust)、なんか分かってきたかも…
↓
OSのクリーンインストール作業やらで、しばらくコード触れなくなる
↓
再びTauriで学習的プログラミング
↓
何か全然わからへん
↓
悪戦苦闘
↓
Tauriなんか分かってきたかも ← イマココ
はい。初学者のあるあるですね。
記憶力皆無の私は、この学習サイクルをブン回さないと頭に定着しません。月並み表現で、賽の河原の住人です。
学習書から王道で言語習得できる方が羨ましいです。
しかし、Rustは縛りも多くてPHPなんかとは言語文化が違う上に、フレームワーク特有のルールもあって手強いですね。TypeScriptも型定義が厳しくて慣れで書くとコンパイラに怒られるし。
でもAIさんは優しいですよね。頓珍漢な実装をして頓珍漢な質問をしても優しく答えてくれるので。
ドジっ子の僕には天使のような存在です。
■新生Windows11始動!
noteの記事で簡単に触れましたが、私はOSをクリーンインストールしました。
Windows11再インストールで思ったこと - 雑談的な何かを語りましょう Vol.3
https://note.com/mynoteshub/n/neef1d4574656
例のSSD事件もあって、何かと悪く言われるWindows11を再び再セットアップです。
このあたりもAIがナビゲーターしてくれるので楽ちんでした。
それで生まれ変わったWinOSはというと、めちゃくちゃ快適です。
常時、貧弱なGPUの代わりにCPUでReal-ESRGANを動かして動画のアップスケーリングを行っているのですが、殆ど重さを感じません。さすがに動画エンコードなどの同時作業は無理でしょうが、日常使いなら全然落ちない。
私は(グレーゾーン)ADHD持ちなので、思い付いた作業(タスク)があれば、PC上にかまわず展開させて置きっぱなしにするのですが、 そんな異常使用にも耐えてくれます。
ブラウザは用途に合わせて3種(Chrome、Edge、Floorp)常時展開で、それぞれ多数のウィンドウを展開。
VS CodeやGit、WSL2などの開発ツールも多数。
VLCや自作Electronのメディアプレーヤー。クリップボードやOSの状態管理のツール。
それに加えて上記の機械学習モデルの稼働と、息抜きのニコニコ/YouTube視聴。
あとモニター3台。
この感じで使い込んでも、ほとんど劣化しない。昨日さすがに動作が不安定になったので再起動で復活させましたが、至って快適です。
ちなみに私のPCスペックは、
プロセッサ:
AMD Ryzen 7 5700G 3.8GHz TDP65W
メモリ:
DDR4 32GB (16GBx2) 3600MHz
グラフィックボード:
GeForce GTX1650
マザーボード:
ASUSTek PRIME B550M-k
という、特筆すべきスペックでもありません。メモリは多めに積みましたが。
そのメモリ増設時なんですが、OSはクリーンインストールしなかったんで、正直メモリ増設の実感が湧きにくくて「なんだこんな物か。Windowsじゃしょうがないか…」と思ってました。
謝罪します。ビルゲイツ
(※ゲイツ氏は引退されてます)
これは昔のWindows 95、98時代のようにOSのクリーンインストールを前提とした作業サイクルを組んだ方が精神衛生上よろしいのではないでしょうか。
もちろん新規Windowsアカウントでのユーザー切り替えも使いますがね。
適切に使えばWindowsでも悪くないんですよ。むしろ利点も沢山あるのに妙にディスられてますよね。
■Windowsは障害だらけ?Microsoftは無責任?
それで、例のSSDの件。
Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/2410f9b369d32b932e0c1b6e6c48f02eb6ee2951
概略:
2025年8月12日に配信されたWindows 11 24H2向けのセキュリティ更新プログラム「KB5063878」の適用後、一部のユーザーからSSDが認識されなくなる、データが破損するという報告が相次いだ模様
これ以降、YouTube上でMicrosoft(Windows)の非難動画がおすすめに並ぶように。
私の動画視聴履歴的にも、PC技術系の動画がおすすめに上がりやすいだからでしょうが、冷静な技術分析の動画だけでなく、煽りや偏見の内容のものも多数見られるように。Microsoftディスりなんていつもの風景ですがね。
その影響からか、「Windowsに圧勝!日本製OSが…」なんていうタイトルの動画までおすすめに上がってくる始末。一応動画見たけど、頭痛くなる内容でした。
(要はTRON上げのMicrosoft下げの動画)
この件、後ほど語りますね。途中ブランクがありますが、PC歴40年のおじさんがくわ~~~~しく後で解説します。
話がずれましたが総じて私が言いたいのは、Windowsの批判は、本当に冷静な技術検証の上で言ってるの?とりあえずMicrosoftディスっとけば通ぶっていられるからじゃねぇの?てことです。最近こそ、それに合わせたMac(Apple)上げはあまり見かけなくなりましたが、そもそも両者を同じ視点で比べること自体に意味があるのかという気持ちもあります。
それで、この手の批評について一度、冷静に分析してみようじゃないかという、またまた素人が手を出したらダメな議題を語りたくなりました。怖い物知らずですね。
■本当にWindowsはダメな子なの?
上記のYahoo!ニュースのコメント欄を見てもMicrosoftの批判でほぼ一色なのですが、私がこの件で擁護とまではいかないが冷静に分析してみようと思ったのは、noteクリエイターのかえるのいけさんの記事を見たからでした。
Windows 11 24H2におけるSSD障害の考察:熱劣化原因説
https://note.com/lucky_gogogo672/n/n3d970ca9adf7Windows 11 24H2におけるSSD障害の考察(その2):熱劣化原因説
https://note.com/lucky_gogogo672/n/nb893c67ebc8c
要約すると、Windows 11 24H2のSSD障害はOSのバグではなく、SSDの熱劣化とメーカー側の設計問題が根本原因で、たまたまアップデートのタイミングで顕在化したという見解です。記事中でも付言されていますが、かえるのいけさんの個人的な考察ですが。
この手の問題は、根が深くてPCだけではなく、自動車や航空産業、兵器開発や医療機器に至るまで、高度なソフトウェアと緻密な制御が要求される現代のデジタルネイティブプラットフォーム群には"ありがちな"事例ではないでしょうか?
簡単にいえば、機械に限らず、あらゆるシステムのトラブル原因の特定が困難な時代に入っているとみるべきでしょう。そうなると、もはや組織論的な様相を呈してますね。
そもそも、Microsoft(Windows)だけがこうした問題が多発してるのでしょうか?
例えばApple(Mac)でも、2021年に起きた、M1 Mac SSD異常書き込み問題やmacOS Big Sur(2020年11月にリリースされたAppleのmacOSの大型アップデート)での外付けストレージが認識されなくなる問題、等が起きてます。
(注1)
Linuxでも、Btrfsファイルシステム(Linux カーネル用の先進的なファイルシステム )の不具合で、RAID5,6構成での本番利用が非推奨になったままです。
(注2)
結局、Windows、Mac、Linuxのどれを選んでも、複雑化したシステムが抱える問題は起きており、「Microsoftだけが悪い」という単純な構図ではないと、個人的には思えるのです。
この辺は高シェアプロダクトの宿命でしょうかね。簡潔に言えば『悪目立ちしやすい』
長くなりそうなので、ここで一旦切ります。
次からは、Windowsの抱える構造的な問題と共に、時代を遡りながらOSについての私語りをしていこうと思います。
備考
(注1)M1 Mac SSD異常書き込み問題とmacOS Big Surストレージ認識問題
M1 Mac SSD異常書き込み問題(2021年):
M1チップ搭載Mac(MacBook Air/Pro、Mac mini)で、通常使用にも関わらずSSDへの書き込み量が異常に多い事象が報告された。一部ユーザーは数ヶ月で100TB以上の書き込みを記録し、SSD寿命への懸念が広がった。原因としてRosetta 2による変換処理、8GBメモリモデルでの頻繁なスワップ使用、macOSのメモリ管理の不具合などが指摘された。Appleは当初公式声明を出さず、その後のアップデートで改善。
macOS Big Surストレージ認識問題(2020年11月〜):
Big Surアップデート後、外付けHDD/SSDがFinderやディスクユーティリティで認識されなくなる問題が多発。セキュリティ強化によるカーネル拡張機能の制限、サードパーティ製ドライバの非互換、USBポートの電力供給不足(特にM1 Mac)などが原因として挙げられた。ユーザーは重要なデータへのアクセスを突然失い、SMC/NVRAMリセット、セーフモード起動、場合によっては再フォーマットなどの対処を余儀なくされた。
(注2)LinuxのBtrfs及びEXT4の継続的な問題について
Linuxでも深刻なファイルシステム問題が継続的に発生しています。
Btrfsの長期的課題:
Btrfsは2009年にLinuxカーネルに統合された次世代ファイルシステムですが、RAID5/6モードは2012年頃から「書き込みホール問題」が指摘され、現在も「不安定(unstable)」のステータスのままです。10年以上解決されておらず、公式Wikiでも「本番環境での使用を推奨しない」と明記されています。
EXT4のデータ破損バグ(2023年12月):
さらに深刻な事例として、2023年12月にLinuxカーネル6.1.64~6.1.65でEXT4ファイルシステムのデータ破損バグが発生しました。これは安定版カーネルへのパッチのバックポート時に、必要な依存関係にある別のパッチを同時に適用しなかったことが原因でした。この問題の重大性により、Debian 12.3のリリースが緊急停止され、多くのディストリビューションで緊急対応が必要となりました。
これらの事例は、最も安定しているとされるEXT4でさえ重大な問題が発生し得ること、そしてオープンソース開発であっても複雑なシステムの品質管理がいかに困難かを示しています。「Linuxなら安全」という単純な構図ではないことがわかります。
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